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TAKUJITSU

吉日えらび(択日カレンダー)

択日(たくじつ)とは、暦に書き添えられてきた吉凶の注記──暦注──をもとに、 事はじめの日どりを選ぶ伝統的な習わしです。 天赦日・一粒万倍日・寅の日・巳の日といった吉日に加え、 三隣亡・十方暮・八専などの「避けるべき」とされる日、天一天上の吉期間も月ごとに一覧にしました。 開業・契約・引っ越しなど、目的を選ぶと向く日が浮かび上がり、その目的で避けるとされる日には注意が付きます。

択日とは

暦注は中国の暦法に由来し、日本でも古くから暦に記載されて親しまれてきました。 「この日に始めたことは実りやすい」といった言い伝えの多くは、 日の干支(かんし)と、二十四節気で区切った月(節月)の組み合わせで機械的に定まります。 当サイトでは、四柱推命の鑑定と同じ計算エンジンでこれらを導出しています。 計算はすべて決定論で、同じ日付には常に同じ結果が返ります。

このカレンダーが扱う暦注

天赦日てんしゃび

天がすべての罪を赦す日とされ、暦の上で最上の吉日と伝えられます。季節と日の干支の組み合わせで定まり、年に5〜6回しか巡りません。

向くこと:開業・結婚・引っ越し・新しい挑戦など、万事に吉とされます。
注意:回数が少ないため予定と合わないことも。日どりはあくまで目安に。

一粒万倍日いちりゅうまんばいび

一粒の籾(もみ)が万倍に実るという言い伝えに由来し、この日に始めたことが大きく育つとされます。節月の支と日の支の組み合わせで定まります。

向くこと:開業・種まき・財布の新調・習い事はじめなど「始めること」に吉とされます。
注意:借り入れや争いごとなど「増えて困ること」も万倍になるとされ、注意が必要と伝えられます。

寅の日とらのひ

寅は「千里を往って千里を還る」とされ、その毛並みから金運の象徴とも伝えられます。日の支が寅の日で、12日ごとに巡ります。

向くこと:金運にまつわること、旅立ち・出発に吉とされます。
注意:婚礼には不向きとする流派もあります(「出戻り」を連想させるためと伝えられます)。

巳の日みのひ

巳(蛇)は弁財天の使いとされ、財運に縁のある日と伝えられます。日の支が巳の日で、12日ごとに巡ります。

向くこと:財運にまつわること、弁財天への参拝に吉とされます。
注意:特段の凶は伝えられていませんが、他の暦注との重なりで判断する考え方もあります。

天一天上てんいちてんじょう

方角の神・天一神が天に昇っているとされる16日間(日の干支が癸巳〜戊申)。方角を気にせず出かけてよい期間と伝えられます。

向くこと:旅行・外出・方角が気になる移動ごとに向く期間とされます。
注意:初日(癸巳)は十方暮の最終日と重なります。期間の吉であり、個別の日の吉凶は他の暦注とあわせて。

三隣亡さんりんぼう

建築にまつわる凶日とされ、「この日に棟上げをすると三軒隣まで亡ぼす」と伝えられてきました。節月(節切りの月)と日の支の組み合わせで定まります。

向くこと:――(避ける日とされるため、向く用途は伝えられていません)
注意:棟上げ・上棟式・地鎮祭など建築ごと、引っ越しは避けるべきとされます。江戸期に吉日「三輪宝」から凶日へ転じたという俗説もあります。

十方暮じっぽうぐれ

日の干支が甲申から癸巳までの10日間。天干と地支の五行が剋し合う組み合わせが続くため「十方(あらゆる方角)が暮れる」とされる期間です。約60日ごとに巡ります。

向くこと:――(大きな始動より、準備や見直しに向く期間とする考え方があります)
注意:旅行・交渉ごと・新規の始動は不向きとされます。最終日(癸巳)は天一天上の初日と重なります。

八専はっせん

日の干支が壬子から癸亥までの12日間のうち、干と支の五行が重なる8日を指します。同じ気が「専ら」続くことから偏りの期間とされます。癸丑・丙辰・戊午・壬戌の4日は「間日」で、凶が及ばない日と伝えられます。

向くこと:――(間日は通常の日として扱ってよいとされます)
注意:法事・供養・婚礼・建築ごとは避けるべきとされます。雨が多い期間という言い伝えもあります。

扱わない暦注と、その理由

不成就日六曜(大安・仏滅など)は、このカレンダーには載せていません。 どちらも旧暦(太陰太陽暦)の月立て──朔(新月)の瞬間をもとにした月の区切り──が計算の前提となる暦注です。 当サイトの暦計算エンジンは二十四節気(節切り)を基準としており、朔の天文計算は行っていないため、 これらを載せると精度を検証できないまま掲載することになります。 「確かめられない計算は載せない」という当サイトの方針から、あえて扱っていません。

節気データの整備範囲は1920年〜2060年です。カレンダーの節月の区切りは、 暦の慣行に合わせて「節気当日から新しい月」として扱っています。

暦注は歴史的な民間信仰・習俗であり、科学的な根拠や効果を保証するものではありません。 日どりは気持ちの区切りのひとつとして、ご自身やお相手の予定を優先してお選びください。 掲載内容の考え方は 編集方針 をご覧ください。